2018年3月1日 | 腰痛 |
こんにちは!3月がめっちゃいい月と占いに出ていました、佐藤です(^^)
今日は春の嵐と言われていましたが、今、実籾は晴れ間がさしています。
しかし風が強いですし、道も濡れて滑りやすくなっているので外出の際はお気を付けください(^^)
ところでみなさん、歩けないほどの腰痛、なったことはありますか?
私は25歳ぐらいのときになりました…
その当時は「腰が痛くて歩けないなんて、そんなのありえない」ぐらいに思っていたのですが、それまでの考えにすごく反省しました。。
すり足で2~3cmぐらいずつしか足が前に出ない状態、きつかったです(;_;)
そんな歩けないほどの腰痛ですが、昨日だけでも2名の方が腰が痛いといってご来院されました。
季節の変わり目ということで、こういった腰痛が出やすくなっているのかもしれません。
危険な腰痛
歩けないほど痛みが強い腰痛の場合、いろいろ心配もしてしまうと思います。
緊急性の高い腰痛の見分け方を以前お書きしましたので、ぜひこちらもご覧ください。
こんな腰痛、要注意!~危険な腰痛(レッドフラッグ)の見分け方~
危険な腰痛に当てはまるような場合、すぐに総合病院の整形外科に受診されることをおススメします。
なぜ“総合病院”の整形外科なのかと言いますと、各種の詳細な検査が病院内でできる可能性が高いからです。
街の整形外科さんでは検査できないような項目まで診てもらえるので、総合病院の方が話が早いといえます。
痛みに対してどうするか
緊急性は高くはなさそうだぞ、となっても痛いのはつらいと思います。
このようなときの痛みに対して、基本的には「安静」と「アイシング」が有効です。
いわゆるぎっくり腰である可能性が高いのですが、ぎっくり腰とは腰にある関節や筋肉を痛めてしまったことによっておこる腰痛です。
痛めてしまった関節や筋肉は、動かすと痛みます。
単純に動かさない方が痛みは出にくいです。
また、痛いところを冷やすことによって、痛み止めの効果があります。
まずは安静にし、腰を冷やすことで痛みを和らげましょう。
痛みが少し和らぎ、移動できるな、となったらお越しいただければ、原因となっている関節や筋肉を検査し、対処させていただくことが可能かと思います。
アイシングをするときの注意点なのですが、腰を冷やすのに保冷剤が便利ではあるのですが、直接体に当ててしまうと凍傷の危険性がありますので、必ずタオルにくるむなどして、凍傷を起こさないよう気を付けましょう。
市販の痛み止めについて
これは私の持論なのですが、ご自身の判断で市販の痛み止め薬を飲むことはオススメしません。
痛いのはつらいですし、一刻も早く痛みをどうにかしたい気持ちになるのは重々承知しています。
ではなぜオススメしないのか、といいますと、「どこが、なぜ痛いのか」ということが検査で分かりずらくなってしまうからです。
腰の、細かくいってどの部分が痛いのか、なぜそこが痛いのか、といったことを検査することで、対処の仕方が変わってきます。
これをどれだけ正確に行えるかで、完治するまでのスピードが全然違うのです。
痛み止めを飲んだ状態でご来院されると、検査の結果がわかりずらくなってしまうため、できるだけ自己判断では飲まないでいただきたいのです。
これは、くくるにいらっしゃるときにも、整形外科にかかられるときにも、飲まない方がご自身のためかと思います。
最後に
歩けないほどの腰痛のとき、「安静」と「アイシング」が第一だということを書かせていただきました。
決して無理はなさらないようにしてください。
不思議なもので、なぜか日本人は痛いときや苦しいときほど無理をしてがんばる習性があるそうです。
これは日本人のまじめな気質からくるところがあるのだとは思いますが、無理をすることで確実に状態は悪化してしまいます。
正直言って、私たちも自分の身体の状態を見誤ってしまうことがあります。自分のことって自分で思っている以上に正確には判断しずらいのです。お薬の話もそうですが、決して自己判断するのではなく、私たち専門家に相談いただければと思います。