2018年2月2日 | 腰痛 |
こんにちは。ビールはやっぱりサッポロ派、佐藤です。
早速ですが、腰を痛めたことがありますか?
自分もあります。いわゆるぎっくり腰もやりましたし、交通事故で腰を痛めました。そのせいか、今でも調子が悪くなるときがあります。
そう、「腰痛」とはいっても様々ですよね?
「腰が痛い」と書いて「腰痛」なんです。その原因はいろいろあります。
自分がおこしたぎっくり腰や交通事故での腰痛のようにいわゆる「ケガ」といえるものはもちろん、内臓からくる腰痛やストレスからくる精神的な腰痛だってあり得ます。
場合によっては、「がん」の症状が腰痛として現れることもあり、命にかかわります。たかが腰痛だなんてばかにはできません。
今日は、そんな「命にかかわる腰痛」の見分け方をご紹介したいと思います。
命にかかわる腰痛って??
くくるでは、腰痛の方がいらっしゃったときまず最初に、その腰痛が命にかかわるものでないかどうかをチェックします。
もちろん命にかかわるような腰痛は私たちには手に負えないため、専門医に紹介させていただくことになります。
その命にかかわる腰痛とは、悪性腫瘍(がん)、脊椎感染症、骨折、解離性大動脈瘤、強直性脊椎炎、馬尾症候群などです。専門的な病名もあり、難しく感じると思われますが、どれも命にかかわる重大な疾患です。
これを見分ける際に「レッドフラッグ」というチェック項目を使います。これはヨーロッパ腰痛ガイドラインというものの中で紹介されているチェック項目で、それぞれのチェック項目は専門家でないみなさまでもある程度チェックすることができます。
統計的に腰が痛いという方の5%以内と少数ではありますが、「レッドフラッグ」に該当した方には、画像検査や血液検査をして、命の危険性の有無を調べるように、ガイドラインは勧告しています。
逆に、レッドフラッグに該当しない人であれば、0.04%程度で例外の可能性はありますが、まず「重大な脊椎病変」ではないと考えてよいようです。
レッドフラッグのチェック項目
早速ですが、レッドフラッグのチェック項目をご紹介させていただきます。ここでは、みなさんがチェックしやすいように原文とは言葉を入れ替えています。
□ 年齢が20歳未満もしくは55歳以上
□ 最近、激しいけがをした(高所からの転落、交通事故など)
□ 絶え間なく徐々に強くなる痛みがある(寝ていても痛い、楽な姿勢がない、動作と無関係)
□ 胸も痛い
□ 悪性腫瘍(がん)の病歴がある
□ 長い間ステロイド剤を使っている
□ 非合法薬物の注射、免疫抑制剤の使用、HIV陽性
□ 全般的に体調悪い
□ ダイエットしていないのに体重が減っている
□ 腰が曲げられない状態が続いている
□ 背骨の上を叩くと痛い
□ 身体が変形している
□ 熱がある
□ 便が出ない、肛門付近の感覚がない
当てはまったらどうする!?
1個当てはまったからといって緊急事態というわけではありません。落ち着いて病院に受診しましょう。その際、万が一のことを考えて総合病院に行かれることをおススメします。
大したことないと思うんだけど…当てはまってるんだけど…という不安がある方は、一度お電話をください。お身体をみさせていただいたうえで、アドバイスができるかと思います。