朝起きて家事をし、日中は大丈夫だけど、夕方になり疲れてくると腰が痛くなってきてしまう。

 

そんな状態にお悩みではないでしょうか?

 

そんな悩みの原因は?

朝起きて家事をし、日中は大丈夫だけど、夕方になり疲れてくると腰が痛くなってきてしまう。

 

こんなお悩みの原因は、「筋肉が硬くなりやすいこと」、「筋力のバランスの乱れ」である可能性がとても高いです。

 

筋肉が硬くなりやすい

掃除、洗濯、料理などの家事を行うことにより、お身体を動かされると思います。動かしてはいるのですが、大きくお身体を動かすことは少ないのではないかと思います。ある程度決まった範囲の中でしかお身体を動かさずにいると、その範囲の中でないと筋肉が動かしにくくなってしまいます。その結果、血流が低下し、筋肉が硬くなりやすくなってしまいます。

血流が低下し、筋肉が硬くなっていると、それだけ疲れやすく、力が入りにくくなってしまいます。その結果、身体を支えることがしんどくなり、腰が痛くなってしまうのです。

 

筋力バランスの乱れ

家事の中でのお身体の動かし方は、ある程度決まった動かし方になっていると思います。掃除なら掃除、洗濯なら洗濯で、日々ほとんど同じ動きをされていますよね??

そうすると、よく使う筋肉はよく使うけど、使わない筋肉はほとんど使わない、ということが起こってきます。これにより、筋力バランスの乱れが生じます。

よく使う筋肉は確かに強くなったほうがいいのですが、人の身体は前後・左右・上下、いろんなところでバランスをとっています。このバランスが保たれていないと、立つこともままならなくなってしまいます。

そのため、よく使う筋肉とそうでない筋肉の差があまりに大きくなってしまうと、このバランスを保てなくなってしまい、姿勢も悪くなり、痛みにつながってしまうのです。

 

どんな症状がありますか?

症状としては、朝起きて家事をし、日中は大丈夫だけど、夕方になり疲れてくると腰が痛くなってきてしまうというのがメインではありますが、次のような症状などもある可能性があります。

 

〇長い距離を歩いていると腰が痛くなってしまう

〇座っていると腰が痛くなってしまう

〇疲労感がある

〇階段を昇るのがツラい

〇お辞儀をすると腰が張る

 

さらに、次のような症状を感じる場合にはかなり状態が悪くなっている可能性があります。

 

〇何もしていないのに腰が痛い

〇足先が冷たい

〇首・肩がこる

 

どうやってチェックするの?

ご自身でできる検査としては、2つあります。

1つ目は壁立ち検査。2つ目は温かくして寝ることです。

 

壁立ち検査

壁立ち検査は、姿勢の状態をチェックする検査です。まず壁に両足のかかとをつけ、壁に背を向けて立ちます。その際に、自然にお尻・肩・後頭部が壁につけば問題ありません。がんばってもつかない、つくにはつくけどキツイ、という方は筋力バランスが乱れ、姿勢が悪くなってしまっているといえます。

 

温かくして寝ること

これ自体は「検査」か、というとそうではないかもしれません。しかし、この種類の腰痛の場合、身体が疲れていることが大きな要因です。温かくして血流を良くし、ゆっくり寝ることによって腰痛が和らぐのであれば、症状はそこまで重くはなく、改善しやすい状態である可能性が高いといえます。

 

くくるでは

くくるにいらした際には、前屈・後屈などの動きがどうなのか、腰・股関節の周りの筋肉のストレッチをして痛みが無いか、どの程度硬いのか、といったことを検査させていただきます。また、感覚異常や筋力低下が無いかどうかなどもチェックをし、腰痛の程度や原因となる筋肉を探し、施術を行います。

 

放っておくとどうなるの?

朝起きて家事をし、日中は大丈夫だけど、夕方になり疲れてくると腰が痛くなってきてしまう」だけでしたら、我慢してればすむかもしれません。

 

しかし、この状態を放っておくと、次のような、よりひどい状態になってしまう恐れがありますのでご注意ください。

 

〇ぎっくり腰

〇ヘルニア

〇腰の骨の骨折

〇坐骨神経痛

〇変形性関節症

それぞれについてご説明します。

 

ぎっくり腰

筋肉はゴムのような性質をもっています。そのため、柔らかければスムーズに伸び縮みしますが、硬くなってしまっているとひび割れが生じたり、伸び縮みがうまくいかずに切れてしまいます。

腰でそれが起こるのが、いわゆるぎっくり腰です。

硬くて伸び縮みしづらくなっている筋肉に、急に負担がかかることによって、その負担に耐えられずに切れてしまったり傷ついてしまうのです。

重いものをもったり、子供を抱っこしたときなどに起こることが多いですが、場合によっては、洗面所で顔を洗おうとしてかがんだだけでグキッといってしまったり、くしゃみをしたときにグキッといってしまうこともあります。

 

ヘルニア

専門的には「腰椎椎間板ヘルニア」といい、背骨の腰の部分のバランスが悪くなり、骨と骨の間のクッションが飛び出してしまう状態です。それにより、飛び出したクッションが神経を刺激し、神経痛やしびれ、麻痺を引き起こしてしまいます。

腰の筋肉は、背骨を支える役割をしているため、硬くなった状態が続くと背骨のバランスが崩れ、このヘルニアにつながってしまう恐れがあります。

 

腰の骨の骨折

専門的には「腰椎分離症」といい、腰の背骨の突起部分にひびが入り、その名の通り「分離」してしまう状態です。

腰をそると痛い、というのがよくある症状です。

骨の突起部分には筋肉がくっついており、筋肉が硬くなっているとこの突起部分を引っ張り続けるため、疲労骨折のような形でひびが入ってしまうこともあります。

 

坐骨神経痛

坐骨神経というのは、人の身体の中で最も太い神経で、腰から出発して足先へと流れています。その途中、筋肉と筋肉の間をすり抜けるようにして流れていくのですが、筋肉が硬くなっていると、そのすき間が狭くなってしまい、神経が圧迫されてしまうことがあります。

それにより生じた痛みを「坐骨神経痛」と呼びます。

神経痛の特徴としては、神経が圧迫された場所ではなく、それより先に症状が出ることが多いです。

特に坐骨神経痛では、足のしびれ感や太もも・ふくらはぎ・すね・足の感覚異常や筋力低下が起こります。

 

変形性関節症

足首・膝・股関節などの体重のかかる関節に多い、関節の中の軟骨がすり減ってしまう状態をいいます。

筋肉は関節を動かしたり支えたりする働きをしていますが、この支えが弱くなってしまうと、軟骨に負担がかかりすり減ってしまうのです。

腰痛がそんな関節症につながるの!?なんて思われるかもしれませんが、つながるんです。

腰の筋肉が硬い方はたいていの場合、お尻や太ももの筋肉も硬いです。お互いに引っ張りあっています。

筋肉はゴムに似ていて、柔軟性があるほうがその力を発揮しやすい性質をもっています。筋肉が硬いということは、柔軟性が低下しているので、力を十分に発揮できず、関節を支えられずに負担をかけてしまう恐れがあるのです。

 

どんなメニューがあるの?

腰痛アドバンスコースもしくは腰痛ベーシックコースをおススメします。

また、はり治療を追加することにより、お悩みを解消するスピードがあがります。

 

家でできることは??

ご自宅では、まずゆっくりとお風呂で温まること。あまり熱くしすぎず、ゆっくり浸かることのできる温度にして長めに入浴するといいでしょう。

 

また、ストレッチや筋肉をつけるためのエクササイズをしていただくことをおススメします。じわーっとゆっくり、リラックスできるような強さで、深呼吸をしながらのストレッチが良いでしょう。

 

必要に応じてこちらからアドバイスさせていただきます。

 

注意事項

「朝起きて家事をし、日中は大丈夫だけど、夕方になり疲れてくると腰が痛くなってきてしまう。」

 

というお悩みをお持ちの方は、必ず普段の生活の中での習慣やクセが影響しています。そのため、1回の施術で楽になることはあっても、完全に良くなることはありません。1回の施術で楽になったからといって、また何も気にせず生活をしていれば、残念ながら再発してしまいます。お話ししながら、来院ペースの計画を立てますので、焦らず、徐々に良くしていきましょう。

 

私たちもなるべく早く良くなるようにがんばって施術しますが、しっかりとお身体を良くしていくには、みなさまにも生活習慣やクセの見直しをしていただく必要があります。そのためのアドバイスはもちろんさせていただきます。

 

お悩みの解消に向け、力を合わせてがんばりましょう!