「あ~疲れた~」

といって伸びをし、目に手を当てると…

「イタっ」

鏡を見てみるとまぶたが赤くなっている!

 

そんなとき、「ものもらい」が疑われます。

 

実は、はり・お灸は「ものもらい」に効くって知ってました??

ここでは、「ものもらい」についての情報と、気を付けていただくことなどをお知らせいたします。

 

「ものもらい」って何??

「ものもらい」とは、まぶたにある脂や汗を出す腺に細菌が感染して起こる急性の炎症のことです。地域によっては「めばちこ」、「めいぼ」などともいわれます。

 

医学的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」といいます。

 

なんで「ものもらい」になるの??

「ものもらい」は細菌感染によって起こります。原因となる細菌は黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が多いです。

 

これらの細菌は、化膿した傷に多く存在しますが、健康な人ののどや鼻、皮膚、手指、毛髪、腸管などにも分布しています。基本的には感染力が弱く、感染する危険は大きくありません。しかし、目にケガをしたときや、病気などで身体の抵抗力が落ちたときに目をこすったりすると、「ものもらい」ができることがあります。

 

どんな症状がおこるの??

まぶたの一部分が赤く腫れて、まばたきをしたり指で押したりすると痛みます。炎症が広がると、まぶた全体が腫れ、目やにが出ます。また、目がかゆくなったり、目が赤くなったり、目がゴロゴロするなどの症状もみられます。

数日すると皮膚の中に膿(うみ)があらわれ、放置すると破れて膿が出ます。膿が出ると治ることが多いのですが、重症化することもあります。

 

放っておくと…

膿が大量にたまってしまった場合は切開が必要になります。

 

また、炎症が強かったり、長期化することにより「霰粒腫」という病気に移行してしまうこともあるそうです。「霰粒腫」になるとシコリがまぶたの中にとどまり、これまた切開が必要となります。

 

どうやって「ものもらい」だってわかるの??

まぶたの一部分が赤く腫れるなどの急性の症状と、指で押したりすると痛いところがあること、場合によっては膿点(のうてん)という膿のたまった点がみえることから診断されます。初期の赤みが目立たない時期には判断に困る場合もあります。

 

怪しいな、と思ったら眼科に受診しましょう。

 

どうやって治療するの??

軽症の場合、自然になくなるものもありますが、腫れが長い間ひかなかったり、何度も再発したりすることもあります。普通はそのままほうっておいても2~3週間で自然に治っていきます。

眼科では、ほとんどがブドウ球菌感染ですので、症状に合わせて抗生物質の点眼薬を処方したり、症状が重い場合は内服薬や軟膏などが処方したりするそうです。

 

しかしくくるでは、「本来感染力が弱いはずのブドウ球菌になぜ感染してしまったのだろう??」ということを考えます。

夏バテなどによる体力の低下、何かしら病気の後の体力の低下、コンタクトレンズを決められたとおりに交換していなかった…などなどさまざまな原因があります。

 

「ものもらいの特効穴」と呼ばれるツボがありますので、そちらにお灸をしますが、特に体力低下などがみられる場合にはそちらに関してのアドバイスや施術も併せて行います。

 

どんなメニューがあるの??

くくるには「ものもらい専門コース」があります。

初回 3456(税込) ※初回カウンセリング料含む

 

2回目 2160(税込)

※免疫力アップのコースをご希望される場合は3240(税込)

 

自宅で気を付けることは??

ものもらいの原因になるようなことをしないことが大切です。

○まぶたの周辺を清潔に

○目をこすらないように

○化粧品類(マスカラやアイラインなど)の使用を控える

○コンタクトレンズの使用を控える

○アルコールや刺激物など、炎症を強くする作用があるものの飲食を控える

 

また、周りの方にうつらないように、と眼帯をする方もいらっしゃいますが、ものもらい自体が感染しにくいこと、眼帯がこすれて刺激となり炎症が強くなってしまう可能性があることから、あまり眼帯の使用はよくないそうです。

 

注意事項

ものもらいは細菌感染によるものです。専門医(眼科)への受診をしたうえで、補助的にくくるの施術を受けられることをおすすめいたします。

 

最後に

「ものもらい」はそれ自体に悩まされる方が多いですが、お身体全体の不調を表すサインであるともいえます。

「ものもらい」を治すことはもちろんですが、生活習慣などに問題が無いか、「いいきっかけ」だと思って一度見直してみましょう。