ひざ外側の痛み ~ランナー膝~
「ランナー膝」とは、膝の外側のやや上の方が痛くなるもので、太ももの外側にある腸脛靭帯というスジが炎症を起こしてしまっている状態です。
専門的には「腸脛靭帯炎」といい、マラソンなど長距離を走る方に起こりやすいため、「ランナー膝」と呼ばれています。
ランニングなどスポーツをやっていない方でも、がに股で歩くクセのある方やO脚の方は、常にこの場所に負担をかけながら生活をされているので、ランナーでなくてもこの痛みが出ることがあります。
また、サッカーをやっている方はがに股・O脚になりやすく、その状態で結構な距離を走るので、「ランナー膝」をおこしやすいです。
ここでは、
- ○こんな方は要注意!
- ○セルフチェック
- ○くくるでのランナー膝の方への施術内容
という3点をお伝えしたいと思います。
ランナー膝は痛みを繰り返しやすい症状です。痛みを取り除くだけでなく、お身体のバランスを整えたり、身体の使い方のクセを直すことで痛みが繰り返しにくくなります。
くくるでは、痛みが繰り返しにくくなるところまでお身体をみさせていただきますので、ぜひご相談ください。
こんな方は要注意!
- ・運動習慣がなかったけど、最近ランニングをがんばり始めた方
- ・運動後のストレッチの習慣がない方
- ・靴の外側ばかりすり減ってしまう方
- ・がに股で歩くクセのある方
- ・O脚の方
などなど
「ランナー膝」のセルフチェック法
- 1.膝のお皿の上の縁に指をあて、そのまま外側に指を沿わせていきます。
- 2.ちょうど真横あたりにあるスジを触る。
- 3.このスジを押してみる。
- 4.(3.で痛くなかったら…)スジを押さえながら、膝を曲げ伸ばしする。
3.もしくは4.で痛みが出るようであれば、「ランナー膝」の可能性が高いです。
くくるでのランナー膝の方への施術内容
冒頭でもお伝えしたとおり、「ランナー膝」とは膝の外側のやや上の方が痛くなるものです。
しかし多くの場合、痛いところに原因はありません。
「ランナー膝」をおこす方は、多くの場合おしりの筋肉・股関節の筋肉・太ももの前面外側の筋肉が硬くなっていて、これらの硬くなった筋肉が「腸脛靭帯」を引っ張って痛みを生み出しています。
そのため、まずは痛みを取り除くため、これらのおしりの筋肉・股関節の筋肉・太ももの前面外側の筋肉を柔らかくしていきます。
このとき、リラクゼーションマッサージなどの手技療法や電気療法、はり・きゅうなどを用います。
また、ご自身でもできるようにストレッチ方法などもお教えします。
しかし、これだけでは筋肉が硬くなった原因は取り除けていません。そのため次は、先ほど挙げた筋肉がなぜ硬くなってしまったのかを分析し、その原因を取り除きます。
- ・単純に走り過ぎ
- ・走り方のフォームに問題がある
- ・足のバランスが悪くなってしまっている
- ・がに股
- ・O脚
などなど、その方によって原因が異なりますので、良くお話をお聞きし、お身体のチェックをして原因を探ります。
これらを取り除くためには、バランス調整をおこなったり、運動を指導させていただいたりします。今までの習慣やクセが大きく関係していますので、直していくには時間がかかる場合があります。
最後に
「ランナー膝」はそれほど強い痛みにはなりませんが、とにかく痛みを繰り返しやすい症状です。ここまでで述べさせていただいたように、痛みを取り除くだけでなく、お身体のバランスを整えたり、身体の使い方のクセを直すことで痛みが繰り返しにくくなります。
くくるでは、痛みが繰り返しにくくなるところまでお身体をみさせていただきますので、ぜひご相談ください。
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